俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)

しかしバスタオルは、1枚だけで
恥ずかしい格好になっていた。
社長の前で……。

「これで、よし」

社長は、絆創膏を貼ってくれた。
心臓がドキドキと高鳴っている。
恥ずかしいし、どうしたらいいか分からない。

「あ、ありがとうございます。
あの……すみません。ご迷惑をおかけしまして」

「いや、ちゃんと確認をしなかった
俺のミスだ。悪かった」

「いえ……そんな……」

社長が自ら謝ってくれた。
それに対して驚きだし心臓がまだドキドキして
鳴り止まない。
とにかくこの格好を何とかしないと
それに……。

チラッと見るとアダムとミチルは、
小型のゲージのところに居た。
ベルが怖がってゲージの中に閉じ籠ってしまったからだ。

「あの……すみません。
ベルを怖がらせてしまって……」

せっかく新婚生活をスタートしたばかりなのに
私のミスでベルを怖がらせてしまった。
出てくる気配もない。

「いや、こちらも早めに言っておかなかった上に
置いてきたのが原因だ。気にするな」

「でも、これでベルに嫌われちゃったら……」

家族になったのに
もう触らしてもくれなくなったらどうしよう。

「その心配はするな。ベルは、
とにかく好奇心旺盛で細かい事を気にしない奴だ。
明日になれば元に戻っているはずだ!」

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