俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)
アダム……。
まさかアダムが止めてくれた。
私まで驚いてしまう。
「アダム。重いし……退けろ。
邪魔だ!!」
「わん、わん」
アダムは、構わずにしっぽをふりふりさせる。
どうやら遊んでいるのと勘違いして
自分も混ぜろと思ってしまったらしい。
た、助かった……。
さすがに、こんな所でやるのは気が引ける。
すると社長は、ハァッ……とため息を吐くと
私から退いた。
アダムも一緒に退いた。
ホッとしたのもつかの間。
社長は、いきなり私をお姫様抱っこしてきた。
えぇっ!?
「キャアッ!!
な、何するんですか!?」
「何、勝手に安心しているんだ。
初夜は、これからだぞ。ここだと邪魔される。
寝室に行くぞ」
慌てる私にお構い無く社長は、ニヤリと笑ってきた。
ちょっ……ちょっと!?
私を抱えたまま歩こうとする。
「待って下さい。ご飯だってまだだし
それにアダム達のご飯が……」
「そんなの後だ。心配するな。
後で俺が責任持ってやっておくから」
そう言いながら階段を上り寝室まで運ばれてしまう。
寝室に連れて行かれると
社長は、ドアを閉めて鍵をかけた。
そして私をベッドにおろし覆い被さってきた。
「ど、ドア閉めちゃっていいのですか?」
「閉めないとアダムが、また邪魔しにくるからな。
それに言ったはずだ。必要以外って……今は、
こっちに集中したい」
社長は、そう言うとまた強引にキスをしてきた。
さっきよりも熱いキスだった。