俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)
身体……?
ハッと気づくと身体中が熱くなってしまった。
そうだった……。
「大丈夫……です」
「それならいいのだが……まぁ
とにかく座っていろ。
昨日の残りを温めているだけだし」
社長も恥ずかしいのか頬を赤らめながら言ってきた。
お互いに意識してしまう。
「あ、ありがとうございます」
お言葉に甘えて座らしてもらった。
チラッと見るとアダムとミチルは、
すでにエサを食べていた。
あれ、ベルが居ない?
やっぱり昨日の事で
まだケージに籠っているのかしら?
どうしよう。
このまま出て来なかったら……。
しゅんと落ち込みながら見ていると
アダムかピクッと反応した。
そしてエサを食べるのをやめてベルが居る
ゲージの方に行ってしまった。
どうしたのかしら?
不思議そうに見ているとアダムは、
何かを咥えてこちらに来た。
よく見てみるとベルの首根っこを咥えていた。
ベルは、小さく手足をジタバタさせていた。
「ニャーニャー」
必死に鳴いているベルだったがアダムは、
私に差し出してきた。
えっ?私に抱っこしろと?
でも、昨日怖がらせて指を噛まれたし
もしまた、嫌がられたら……。
するとアダムは、さらにベルを突き出してきた。
私は、思わず両手でベルを受け取った。
あれ?大人しい……。