俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)
新婚生活。
パッと口を離すとベルは、勢いよく
エサを食べ始めた。
どうやら食欲も旺盛のようだ。
ミチルは、すでに食べ終わったみたいで
ジッとベルを見ていた。
よく見るとミチルは、大人しい性格よね。
品があると言うか……。
それにやっぱり何処か会ったことが
あるような……?
アダムは、賢くて穏やかな性格をしているし。
そんな風に思いながら見ていた。
「ほら、さっさと食べろ。
遅刻するぞ」
「す、すみません」
あまりにも見ているから社長に注意されてしまった。
私は、慌てて視線を戻し朝食を食べた。
いけない。注意されてしまったわ!!
「お味は、どうですか?」
昨日の食べ損ねた夕食だが自分なりに
上手く作れたと思う。
だが社長の口に合うだろうか?
「……旨い。美織は、料理が旨いんだな」
すると社長は、味噌汁を飲みながら
美味しいと言ってくれた。
やった……!!
嬉しさで心臓がドキドキと高鳴ってしまった。
良かった……口に合ったようだ。
満足しながら朝食を食べる。
そして食べ終わると急いで洗い物をして
身支度した。
えっと……忘れ物ないかしら?
ハンカチと携帯と……それから。
バタバタとしているとチャイムが鳴った。
もう。こんな朝っぱらから誰かしら?
私は、ブツブツと言っていると社長が
のんびりと新聞を読みながら
「出ろ、新田だ」と言ってきた。