俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)
「美織。何処に行くんだ!?」
社長は、私に気づき怒鳴ってきた。
ひ、ひぃぃっ!!
怒鳴り声に驚いて身体がビクッと反応して
震え上がった。
気づかれてしまった……。
恐る恐る振り向くと社長は、電話を切った。
えっ?もしかしてダメだった?
「あの……時間ですので自分の部署に
戻ろうかと……」
私は、恐る恐る答えた。
するて社長は、それを聞くとハァッ……とため息を
吐くと黙ったまま私の方に近付いてきた。
えっ?何で近づいてくるの?
家と違い怖い姿を見せつけられると
恐怖で固まってしまう。
すると社長は、私の唇にキスをしてきた。
えぇっ……!?
急にキスをされたものだから驚いてしまった。
しかも……唇に。
「いってらっしゃいのキスだ。
また、後でな」
クスッと微笑むと私の頭を撫でてくれた。
撫でられちゃった……。
私は、突然のいってらっしゃいのキスに
驚いたが優しく頭を撫でられ心臓が高鳴ってしまった。
まるで新婚夫婦みたいだ。
いや。新婚なんだけど……。
とにかく、心臓が飛び出すぐらいに嬉しくなった。
私は、嬉しい気持ちのまま頭を下げて
社長室から出ていく。そのまま部署に向かった。
ウキウキした気持ちで部署に行ったのだが
出勤時間は、だいぶ過ぎてしまっていた。
しかし課長から何も言われなかった。
注意ぐらいされると思っていたのに……?
どうしてなのかしら?
私は、不思議に思いながら
自分のデスクに行くと隣の荒川さんがこっそり
私に話しかけてきた。
「課長。社長の奥さんになったから
注意をしにくくなったみたいよ?
社長に目をつけられたくないみたい。
いいわよねぇ~社長夫人は。
私もそんな彼氏がほしい」
そう言いながら……。