俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)
私は、それを聞いた時になるほどと納得した。
昨日や今日の行動を見ていても
私、1人だと難しいかもしれない。
大人しいミチルがベルに振り回されるのは、
想像がつくし、ベルも大人しく私の帰りを
待っているとは思えない。
それこそ、散歩に行っている間に
危ない場所によじ登ったりしたら大変だわ。
散歩に連れて行っても
あんな小さなベルが道路に飛び出したら
大変なことになるし……うーん。
「確かに。社長のおっしゃる通りです……」
上手くやれる自信はない。
むしろ危険と隣り合わせだ。
「名前戻ってるぞ。だろ?
アイツを連れて行くには、コツがいるし
まだお前には、無理だ」
社長にハッキリと言われ
しゅんと落ち込んでしまった。
残念。私も社長の役に立ちたかったけど
まだまだ力不足のようだ。
すると私の頭をポンポンと撫でてきた。
「せっかくだし、今度の日曜日でも
アダムやベル達を連れて近くにある公園でも行くか?
あそこなら、広いし危なくないから
アイツらを遊ばせてやれる」
こ、公園!?
それなら公園デートとか出来るわ。
社長とは、食事に行くぐらいで
まだデートらしきデートをしたことがなかった。
これは、チャンスだわ。
もっと社長のことを知れるかもしれない。
「あ、でしたらお弁当を作りますね。
お昼は、シートを敷いて、そこて食べましょう」
私は、嬉しくなりそう言った。
社長は、それを聞いてクスッと笑ってくれた。
「弁当か……それは、楽しみだな」