俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)

楽しみにしてくれている。
私まで楽しみになってきた。
早く日曜日にならないかしら?

「はい。頑張って作ります!!」

翌日も仕事があったが
日曜日の楽しみがあるとやる気が出てきた。
何とかして仕事を終わらせよう。
意外と自分は、現金な性格かもしれない。

そして、毎日の忙しい仕事を無事に
こなしその日を迎えた。
楽しみにしていたピクニックだ。

「出来た!!」

私は、早く起きてお弁当作りに奮闘していた。
張り切って作ったから少し作り過ぎてしまった。
でも、味見もバッチリだし
社長……喜んでくれたらいいな。

「美織。支度は出来たか?」

「あ、もう少しです」

慌ててお弁当に蓋をして大きめの
トートバッグに詰め込んだ。

えっと……必要な物は、水筒とウェットティッシュ。
あ、メイクしなくちゃあ……。
あわあわと支度を始めた。

チラッと見るとアダムは、楽しみで仕方がないのか
リードとお散歩バックなどをドアの近くに
運び並べていた。

ミチルは、のんびりとそれを眺めていた。
それぞれ性格が出ている。
何とか支度が終わると社長のところに行く。

「お待たせして、すみません」

「まったく。女は、支度にやたらと
時間がかかるな。なら行くとするか」

ハァッ……とため息を吐くと社長は、
ソファーから立ち上がった。
うぅっ……申し訳ない。……うん?

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