俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)
公園ピクニック。
私は、それを見てクスッと笑っていると
バスケットが、突然ガタガタと動き出した。
小さな鳴き声が聞こえてくる。
あら、ベルが起きたのかしら?
私は、バスケットを目の前まで持って行くと
蓋を開けた。
「にゃ~」
するとベルが慌ててバスケットから
飛び出てきた。
ブルブルと身体を震わすと
きょとんと首を傾げていた。
急に違う場所に来たから
不思議に思ったのだろうか。
「ベル。ここは、公園……」
そう言いかけた瞬間
ベルは、何を思ったか勢いよく走り出した。
えぇっ……!?
「ちょっとベル!?
ダメよ……戻って来なさい」
私は、慌てて呼ぶのだがベルは、
嬉しいのか、どんどんと離れて行ってしまう。
ど、どうしよう……。
「ベルってば!!」
叫ぶがベルは、振り向こうともしない。
このままだと迷子になっちゃう……。
オロオロしていると社長がベルに気づいた。
すると指を使い口笛を吹いた。
そうしたらアダムは、すぐに反応して
フリスビーを取るのをやめてベルのもとに走り出した。
そしてあっという間に追い付いてしまった。
ベルは、慌てて方向転換してきたが
アダムに首根っこを咥えられて
宙に浮いた状態になった。
「ニャーニャー」