俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)
夕方ぐらいになると帰り支度をすることに。
ベルは、まだスヤスヤと眠っていてくれたので
起こさないようにバスケットの中に入れた。
「よく寝てるな。まぁ、あれだけ
動き回れば、ぐっすり寝るか」
「そうですね。気持ち良さそう」
フフッと笑うと2人で
可愛い寝顔で眠っているベルを見ていた。
何だか幸せなひとときだった。
帰りは、スーパーで買い物をして
帰ることにした。
スーパーは、アダム達が入れないので
外でお留守番をしてもらう。
「夕食。何にします?」
「そうだな。サバの煮付けがいい」
「じゃあ、サバを買いましょう」
2人で仲良く食材を選んだ。
社長なのだが今は、普通の夫婦に見えるだろう。
こんな日が、ずっと続けばいいと
心の底から思った。
しかし、そんな私達にある
ハプニングが起きてしまった。
それは、数日後のことだった。
朝、朝食を済ませると急いで片付けて
洗濯物を干していた。
慌てていたのでソファーの上にカバンを
置きっぱなしにしてしまう。
その際にチャックが開いていたらしい。
ソファーの近くで遊んでいたベルは、
興味津々と私のカバンを物色。
資料などを入れているため大きめのカバンだった。
ゴソゴソと探っているうちにベルは、
スポッとカバンの中に入ってしまった。
「美織、急げ。そろそろ来るぞ」
「は、はーい。」