俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)
とりあえず1階から順に探そう。
私は、1階までおりた。
「ベル?ベル~」
私は、名前を呼びながら探した。
近くに居る人にも聞いたが知らないと言われる。
1階ではないといいのだけど……。
会社の外に出られたら、それこそ大変だわ。
道路に飛び出したら危険だし
余計に範囲が広がるから見つけられなくなる。
何とかしてそれまでに見つけないと
エレベーターのドアが開き
慌てて降りると警備員の人が数人
探し物をしているのが見えた。
きっと社長が警備員に連絡して
探させているに違いない。
申し訳ないと思いつつ私も必死に探した。
ベル……お願い。
これ以上……何処かに行かないで。
しばらく探しているとスマホが突然
鳴り出した。見てみると社長だった。
私は、慌てて電話に出た。
『美織。ベルは、見つかったか?』
「いえ……まだ」
『お前。今、何処に居るんだ?』
社長に現在の場所を伝えると
すぐに、こちらに来てくれた。
それも……焦りながら。
「あの……すみませんでした。
私の不注意で」
私は、必死に頭を下げて謝罪した。
もっと気を付けていれば防げていたはずだ。
これは、自分の不注意から起きたミスだ。
申し訳なくて仕方がない。