俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)
そうだったの……?
社長の意外な言葉に私は、驚いた。
あれ?猫を飼いにって……。
「俺は、あの時……たまたまお前と
その友人を見ていた。
子猫を愛おしそうに抱いて可愛がる美織を見て
思わず子猫ごと連れて帰りたくなった」
「それから、何度か通いつめたがお前は、
あれ以来姿を現さなかった。
その時に初めて気づいた……まさか。
こんな年になって一目惚れをしているなんて」
一目惚れ……?
社長が私を……!?
それも信じられない言葉だった。
確かに、ココに一度訪れてから一度も来ていなかった。
それは、就活や就職してからも
忙しくて忘れていたからで……まさか
社長が私が来るのを待っていてくれていたなんて
夢にも思っていなかった。
「そう……だったのですか?」
「ちなみに。その時にお前が抱いていた子猫は、
ミチルだぞ。
俺が、あの後に購入したんだ!」
えっ……えぇっ!?
じゃあ、あの可愛らしいアメリカンカールの
子猫は、ミチルだったの!!
あ、だからミチルを見た時に
何処かで見たような気がしたんだわ。
今さら納得した。
じゃあ、社長の言っていることは
本当のことなんだ。
私は、身体中が火照り熱くなってしまった。
心臓がドキドキとさらに高鳴りだした。
「そ、それならもっと早く
言って下されば良かったのに……」
そうしたら誤解しなかったのに……。
あんな……飛び出したりしなかった。
「そんな恥ずかしいことなんて言えるか。
いい年して一目惚れだなんて……恥ずかしい。
ついでにハッキリと言うが深雪とは、
婚約者でもなんでもない。
アイツとは、小学から幼馴染みだが
そんな感情を持ったことは、一度もない」
「そもそも、思うわけもない。
アイツは、男だからな」