俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)
ここまで泣かれると自分に自信が無くなってしまった。
リビングにベビー布団を敷いて
とにかく、おもちゃであやしてみた。
それでも泣き止まない奏那斗。
すると何を思ったかベルが奏那斗に近付いていく。
ベル……?
するとベルは、奏那斗に向かって鳴き出した。
「ニャーニャー」
そうしたら奏那斗は、それに反応したのか
ピタッと泣くのを止めた。
えっ!?
奏那斗は、不思議そうにベルの方に
耳を傾けていた。
ベルは、構わずに鳴き続けた。すると
「あーあー」
奏那斗は、その鳴き声に合わせて
手足をバタバタと動かしだした。
「ニャーニャー」
「うっ……キャハッ……」
奏那斗は、嬉しそうにニコニコと笑いながら
手足をバタバタさせる。この光景!?
奏那斗がお腹に居た時と同じ行動だった。
ベルがお腹に向かって鳴くたびに
お腹の中で奏那斗は、ポンポンと足蹴りをしていた。
まるでお話をしているみたいだった。
「凄いわ……ベル。
奏那斗とお話が出来るのね!?」
私がそう言ってベルを褒めると
ベルは、こちらを見ながら鳴いた。
「ニャー」と……。
それからと言うもの
ベルは、奏那斗が意味が分からずに
ぐずっていると同じように鳴いてくれた。