俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)
引っ越しセンターの従業員の人達は、
指示に従いながら寝室やリビングなどに
自分の荷物を置いて行く。
家具や電化製品などは、社長宅に揃っているので
処分したり後輩や友人にあげた。
チラッと寝室を覗くと大きなダブルベッドが1つ。
あそこで……社長と一緒に寝るのね。
色々と想像をしてしまい身体中が熱くなってしまう。
嫌だ……私ったら。
何を考えているのよ!?
ブンブンと首を横に振ると
残りの荷物を片付けた。
変な想像をしないためにも……。
しばらく片付けたら大分落ち着いてきた。
そして片付け終わると階段をおりて
リビングに戻ることにした。
するとリビングから何やら笑い声が聞こえてきた。
えっ?
私は、驚いて中に入って行くと社長が
自分が持ってきた大きなクマのぬいぐるみを使って
アダムをからかっていた。
前に突き出すとアダムは、驚いて
後ずさりする。
だが興味があるのか、またじわりじわりと
近寄って行く。
「アハハッ……アダム。
へっぴり腰になってるぞ?もっと
こっちに来い」
社長は、笑いながらまた前に突き出してみせた。
するとまた、逃げ腰のアダム。
何とも楽しそうな光景だった。
社長が……笑っているわ!?
楽しそうに愛犬と遊んでいるではないか。
あの……怖いと有名な俺様社長とは、
思えない姿だった。
すると今度は、子猫のベルが
ぬいぐるみに飛び付いていく。
必死にしがみついて離さない。
「おっ度胸あるじゃないか?ベル」
社長は、それを見てさらに笑っていた。
まるで子供のような無邪気な笑顔で