二人を繋ぐ愛の歌
朝食は美味しく食べてもらえ、陽人はベーコンと玉子の焼き具合が絶妙だとか色々と誉めてくれたのだけれど、いちいち柔らかく微笑みながら言うものだから、沙弓もいちいち真っ赤になってしまった。
その後はライブに携わるスタッフの人に今までとやる気が違うと言われたこと、どこに行っても熱愛しているんじゃないかと聞かれること。
たくさんの場所に行った先々で見たものや感じたもの、食べたもの。
勇菜の失敗談に、それをフォローする堀原の話を聞いて沙弓は赤くなったり羨ましく思ったり笑ったりしていた。
「ライブって大変そうだけど、ご当地の色々な物を食べれるのは羨ましいかな」
「ご当地の物って言ってもライブやってる時は弁当や出前が多いからな……実はそういった物はあんまり食べれないんだよ。
そうそう、不思議なことに他の弁当を食べてたら何故か無性に【多幸】の弁当が食べたくなるんだよな」
そう言われて沙弓は嬉しく思った。
沙弓も【多幸】の弁当は大好きだし、何より陽人と出会うきっかけとなった物だから余計に特別に思っていたのだった。
「じゃあ、お昼は【多幸】のお弁当にする?」
「いいな、それ。
一緒に買いに行こう」
沙弓の提案に目を細めて嬉しそうに笑う陽人に沙弓も微笑んだ。
その後はライブに携わるスタッフの人に今までとやる気が違うと言われたこと、どこに行っても熱愛しているんじゃないかと聞かれること。
たくさんの場所に行った先々で見たものや感じたもの、食べたもの。
勇菜の失敗談に、それをフォローする堀原の話を聞いて沙弓は赤くなったり羨ましく思ったり笑ったりしていた。
「ライブって大変そうだけど、ご当地の色々な物を食べれるのは羨ましいかな」
「ご当地の物って言ってもライブやってる時は弁当や出前が多いからな……実はそういった物はあんまり食べれないんだよ。
そうそう、不思議なことに他の弁当を食べてたら何故か無性に【多幸】の弁当が食べたくなるんだよな」
そう言われて沙弓は嬉しく思った。
沙弓も【多幸】の弁当は大好きだし、何より陽人と出会うきっかけとなった物だから余計に特別に思っていたのだった。
「じゃあ、お昼は【多幸】のお弁当にする?」
「いいな、それ。
一緒に買いに行こう」
沙弓の提案に目を細めて嬉しそうに笑う陽人に沙弓も微笑んだ。