二人を繋ぐ愛の歌
「陽人さん、ここが美味しいご飯を食べれるところです」
「ここって……」
沙弓が陽人を連れて来たところは会社から徒歩五分と言う本当に近い場所だった。
会社の人に見られたくなくて職場から遠い店を選ぼうかと思ったけれど、陽人が腹ペコだと言うので近くて美味しい店を案内したのだけれど、陽人はその店構えを見て驚いたようだったがすぐに腹を抱えて笑い出してしまった。
「ちょっと、何笑ってるんですか!折角連れてきてあげたのにっ!
そりゃ、陽人さんみたいな人を連れてくるような場所じゃないかもしれないですけど、本当に美味しいんですよ!?」
簡単に笑いが治まりそうにない陽人に沙弓が怒るけれど、そんな沙弓の様子に陽人はさらに笑いだし、終いには涙が滲んできているようだった。
涙を拭いチラッと沙弓に視線を向けた陽人に沙弓は不本意な表情で睨んでいると、また吹き出して笑いだしてしまった。
「もう、何なんですか一体!」
「ご、ごめん、悪かったから機嫌直して……」
「笑いながら謝られても説得力ないです!もう帰りますよ!?」
そう言って睨めば、陽人は慌てて笑いを引っ込めた。
何とか宥められ沙弓は陽人は連れて、やっとお勧めのお店である大衆居酒屋の扉を開けて暖簾を潜ったのだった。
「ここって……」
沙弓が陽人を連れて来たところは会社から徒歩五分と言う本当に近い場所だった。
会社の人に見られたくなくて職場から遠い店を選ぼうかと思ったけれど、陽人が腹ペコだと言うので近くて美味しい店を案内したのだけれど、陽人はその店構えを見て驚いたようだったがすぐに腹を抱えて笑い出してしまった。
「ちょっと、何笑ってるんですか!折角連れてきてあげたのにっ!
そりゃ、陽人さんみたいな人を連れてくるような場所じゃないかもしれないですけど、本当に美味しいんですよ!?」
簡単に笑いが治まりそうにない陽人に沙弓が怒るけれど、そんな沙弓の様子に陽人はさらに笑いだし、終いには涙が滲んできているようだった。
涙を拭いチラッと沙弓に視線を向けた陽人に沙弓は不本意な表情で睨んでいると、また吹き出して笑いだしてしまった。
「もう、何なんですか一体!」
「ご、ごめん、悪かったから機嫌直して……」
「笑いながら謝られても説得力ないです!もう帰りますよ!?」
そう言って睨めば、陽人は慌てて笑いを引っ込めた。
何とか宥められ沙弓は陽人は連れて、やっとお勧めのお店である大衆居酒屋の扉を開けて暖簾を潜ったのだった。