オレを認めて。私に恋して。
もちろんとオレは、快く承諾して、
「welfare レレ」を選んだ。
welfareは、幸福って意味でこの店は、
希乃ちゃんのふんわりとした印象に
すごく似合う。
シンプル、でも少しレースのあしらってある。
そんな服が多い。

和織ちゃんより少し小柄な希乃ちゃんだけど、
肌も白くて指も長い、それに……。

「これにしよ。」

そうやって、希乃ちゃんに選んだ服を渡した。
そしたら、待ってました!!とでも言うように
服を俺の手から取って着替えに行った。
白うさぎがかけていくみたいで少し笑ったのは、内緒だ。

「和織ちゃーーーーん!」

希乃ちゃんの声と勢いよくスッと
開かれたカーテン。
試着室の前にいるオレは、ガン無視のようだ。
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