オレを認めて。私に恋して。
「やなこっった!」

舌をだして目の下を引っ張って言った。
そうやってみんなで笑いあった。

笑っていたけど
周りに見られていることに
恥ずかしくなった。
結構大きな声だったみたいだ。

こ、これは、ちょっと視線が…

「ちょ、あっち行こ。恥ずかし…」

恥ずかしがりなところがある希乃ちゃん。
だが、その気持ちは
みんな同じだったみたいだ。
つまみ食いをして
見つからないように逃げる子供のように
足早に立ち去った。

違う階にきて、また笑った。
もちろん今度は、小さめに。

まぁ、それからもオレたちは
舞い上がりいろいろ買った。
女性陣は、コスメや小物。
龍令は、スポーツメーカーの
おしゃれなやつ。
オレはイヤーカフなどアクセサリーを
買った。
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