太陽と月の物語

3月14日。
ホワイトデーのこの日は、私と心くんの半年の記念日。

たまたま土曜日で、心くんの部活が休みだった。
私達は少し遠出して、水族館に行くことになっていた。

「あれ?朝陽じゃん。お出かけ?」

待ち合わせにしていた私達の最寄駅の噴水前で心くんが来るのを待っていると、現れたのはまさかの麻子だった。

「うん。心くんと水族館に行くの」
「えー!一緒!あたしも真月と水族館行くの」

麻子達も同じ場所を計画していたようで、どうせなら真月と心くんを驚かせようと二人で待つことにした。
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