瓦礫の剣士
面、小手、胴、そして突きを練習した後は、仕掛け技や払い技を練習する。
仕掛け技とは、相手が攻めて来る前に自分から攻め、相手の構えを崩して打つ技のことだ。払い技とは、相手の竹刀を横に払って竹刀が中心からずれた瞬間を打つ技だ。
「面〜!!」
「小手〜!!」
相手が面を打とうとした瞬間に、空いた小手をすかさず打つでばな小手。
「面〜!!」
「胴〜!!」
相手が面を打ってきた瞬間に胴に入り込み、胴を打つ面抜き胴。
一時間ほど面をつけて練習した後、十五分ほど休憩となった。
「はぁ〜……。生き返る〜!!」
水を飲み、扇風機の前で涼む。厳しい練習の後は最高だ。
先輩二人は楽しげに会話をし、英二は剣道場の隣にある柔道場に遊びに行っている。
「次は掛かり稽古だってさ〜」
「その次は練習試合だ」
もうすぐ始まる練習に、俺はわくわくしながら尚と話していた。その時ーーー。
「先輩!大変です!」
ドアが開いた刹那、メガネをかけた女子生徒が大慌てで青羽先輩のところへ走って行く。マネージャーの江花だ。
仕掛け技とは、相手が攻めて来る前に自分から攻め、相手の構えを崩して打つ技のことだ。払い技とは、相手の竹刀を横に払って竹刀が中心からずれた瞬間を打つ技だ。
「面〜!!」
「小手〜!!」
相手が面を打とうとした瞬間に、空いた小手をすかさず打つでばな小手。
「面〜!!」
「胴〜!!」
相手が面を打ってきた瞬間に胴に入り込み、胴を打つ面抜き胴。
一時間ほど面をつけて練習した後、十五分ほど休憩となった。
「はぁ〜……。生き返る〜!!」
水を飲み、扇風機の前で涼む。厳しい練習の後は最高だ。
先輩二人は楽しげに会話をし、英二は剣道場の隣にある柔道場に遊びに行っている。
「次は掛かり稽古だってさ〜」
「その次は練習試合だ」
もうすぐ始まる練習に、俺はわくわくしながら尚と話していた。その時ーーー。
「先輩!大変です!」
ドアが開いた刹那、メガネをかけた女子生徒が大慌てで青羽先輩のところへ走って行く。マネージャーの江花だ。