君との1ヶ月
「尚更、絶対に無理」
そう抗議すると総長の顔を見させられる。
まぁ、膝の上に座ってるから上を向かされた。
「お前に拒否権はない、あと、カラコン取れよ」
夏目は気づいてた?
「えっ?カラコン?」
旬が聞いてくる。
仕方なくカラコンを外す、正直痛かったし目に悪いから嫌なんだよね。
私は元々の目の色は藍色。
能力を発揮する時は赤に変わる。
「うわっ」
と旬くんが言って、
「そんなに良い色してるならカラコンなんてすんな」
と総長様。
「そしてお前に拒否権はない、仮でも良いから俺の族に来てみろ。きっと気にいる」
彼はそう言う。
そしてあっという間に駐輪場に連れてかれた。
本来自転車で溢れかえる筈だが、この不良高ではバイクが沢山だ。