うさぎ
隆之は、隣の席の二つ結びの大人しそうな女の子と楽しそうに手を繋いでいた。
ざわりと、一瞬にして胸が騒いだ。
自信が崩れた瞬間だった。
入学式が終わってすぐ、私は隆之の部屋でくつろぎながら、隆之に聞いた。
「隆之。私の事、好き?」
隆之は、その時飲んでいた麦茶を吹き出しそうになった。
突然の私の質問に、驚いたようだ。
ごほごほと蒸せながら顔を赤くして、
「なんだよ、急に!」と言った。
私は隆之の布団に顔を埋めて、自分の顔が赤くなるのを感じながら、隆之に言った。
「隆之、今日、隣の女の子と手を繋いでたでしょ?なんか、それですごく不安になって…」
こんな感情は、生まれてはじめてだった。
ざわりと、一瞬にして胸が騒いだ。
自信が崩れた瞬間だった。
入学式が終わってすぐ、私は隆之の部屋でくつろぎながら、隆之に聞いた。
「隆之。私の事、好き?」
隆之は、その時飲んでいた麦茶を吹き出しそうになった。
突然の私の質問に、驚いたようだ。
ごほごほと蒸せながら顔を赤くして、
「なんだよ、急に!」と言った。
私は隆之の布団に顔を埋めて、自分の顔が赤くなるのを感じながら、隆之に言った。
「隆之、今日、隣の女の子と手を繋いでたでしょ?なんか、それですごく不安になって…」
こんな感情は、生まれてはじめてだった。