蜜の華~秘め事~《短編》

最初は何ふざけてんだよ!って怒ったりしたけど、
いつしか止められない程、お互いを求めるようになって─それから俺達の不思議な禁断の関係が始まったんだ。
キスだけじゃ足りなくて、体の内側まで味わいたくて、欲しくて、欲しくて…。

『ねぇ翔っ、しよ……?』

「ん?何?」

蜜季が言いたい事は解る、毎度の事だし俺も望んでる行為だから。
わざと惚(とぼ)けた振りをして蜜季の意思を確かめる。

『いつもの…いけない事っ…♪』

ねだる仕草が可愛くて、力任せに押し倒すのが男の本能ってやつで。

─ドサッ
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