再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛~
少し小ぶりな胸をテツの大きな手で揉まれ、反対側の頂を口に含まれた。
「やっ、あぁ……」
何、これ。
温かな舌の動きにビリビリとした電流のような刺激が身体に走り、甘い声が口から漏れる。
その声が恥ずかしくて指を噛んで必死に我慢した。
それに気づいたテツが私の手を掴んで歯形のついた指に優しくキスをする。
「何してんの。指に歯形がついてるよ」
「だって声、恥ずかしい……」
「恥ずかしくなんかないよ。だって、その声は美桜が気持ちいいって証拠だろ。我慢しないでもっと聞かせて」
そう言って愛撫を再開させ、胸や鎖骨付近にキスマークを残していく。
今までに感じたことのない快感に襲われ身体の奥が疼き、どんどん熱を上げていく。
「美桜……」
私の名前を呼び、中へと押し入ってきた。
「あぁ……っ、」
その熱量に心も身体も満たされた気持ちになり、自然に涙がこぼれ落ちた。
好きな人と繋がれているという喜びに包まれる。
テツが指で涙を拭うと目尻にキスを落とし、愛おしそうに私を見つめてきた。
ようやく私たちの想いが重なりあい、小学校の頃に儚く散った初恋が十数年の時を経て実を結んだんだ。
「テツ、好き……」
口から想いが溢れ出すと、テツは目を見開いた後、満面の笑みを浮かべた。
「俺も好きだ」と甘い声で囁かれ、愛されているのを実感し、胸が一杯になった。