君はアノコと私はアイツと

変わりゆく日々

〜学校〜


斐と私は同じクラス。


斐が席につくなり
「斐おはよう!」
「おはよー!」
席のまわりは瞬く間に友達や女の子で埋まってしまった。

いつも通りの風景。


こうなっては私は斐の隣にはいられない。


「夢桜ぁあああああ!!!」


自分の机までとられてしまい居場所を失っていたら、親友の「紺谷 朱梨(こんや じゅり)」が登校。

「じゅうううううううううう!!」

何年振りかの再開かのようにハグ!!

「おはよおお!!」
「おはよおお!!」

中学の時からの親友で、お互い毎日のようにキチガイを発揮している。

クラスの友達に、付き合いたてのカップルみたいと笑われることも多々。

「相変わらずの人気ねえ...。」

斐は小中高と変わらない人気ぶり。
中には追っかけで高校を選んだ子もいるとかなんとか。

「ほんとにねえ....。」

そして他愛も無い会話を交わし、担任が入ってきたので自分の席についた。
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