君はアノコと私はアイツと
授業中、斐は珍しく付箋になにか書き込んでいた。

トントン

付箋になにか書いたらしく、机に貼ってきた。


【今日、用事あるから先に帰ってていいよ。】


用事....?
久々の下校ぼっちかあ。
なにしよっかなあ...。
私は返事の付箋を作りながら考えていた。


【うぃーっす。気をつけて帰ってねん(´▽`*)】


可愛い顔文字付きで返してやった。

あ、放課後久々にじゅーとカフェでも行こっかな。
うん、そうしよう。

そして、授業はいつも通り、お昼もいつも通り過ごし、放課後。

「じゅーーー!!!これから暇?」

私は速攻でじゅーに話しかけた。

「ん、暇だよー。なになに?今日はぼっち下校日??」

にやにやとなにか嬉しそうなじゅー。

「そそ、斐が用事あるらしくてさ。」
「おお!やったね!今日は夢桜を独占できる!」

うへへへへと嬉しそうに喜ぶじゅー。

「そんなに嬉しい??」

あまりにじゅーが嬉しそうで私までにやけてきた。

「まあ、あんまり、放課後一緒に遊べないしね〜」

いつも斐がいるから放課後はまっすぐ一緒に帰っている。けど、今日は斐がいないから自由なのだ!!!

「ほんとねえ。あ!今日はゆっくりカフェでもいかない?」
「いいねえ〜」

こうして私たちはカフェへ向かった。
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