君はアノコと私はアイツと

日常が非日常へ

私はじゅーとバイバイをして家に着いた。

「お兄ちゃんただいまー」
「お!おかえり!遅かったね。」

お兄ちゃんがリビングから玄関までお出迎えしてくれる。

「うん、ちょっとじゅーとカフェ行ってたのー」
「そゆこと...。あ!斐が来てたから部屋に通しといたよー」

え?斐が・・・?

って・・・。

「お兄ちゃん!勝手に部屋にあげないでよ!!もう!!」
「あはは、ごめんて。」

お兄ちゃん笑ってるし、絶対思ってない・・・・。

斐待ってるし部屋行くかぁー
私は階段を上り部屋へ向かった。

ガチャ

部屋を開けると斐は人のベットで寝ていた。
ほんと無防備・・・・。

「私の気持ち知らないんだろうな・・・・。」

私は寝ている斐の頬を指でツーっとなぞった。

「ん...ぅ...」

斐が寝返りをうって私は我に戻った。
私・・・なにしてるんだろう・・・・
斐を起こさなきゃ・・・・。

「あーーや!!おーきろおおおお!!!」
「ぅわい!もっと優しい起こし方してくれてもいいじゃんけぇー」

寝ぼけてる顔してる斐が愛おしくてたまらない。

「人のベッドで勝手に寝る斐が悪いもんねえーっだ!」
「だって、夢桜の帰りが遅いから暇っだったんだもん...。」

可愛いかよ。
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