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ウェーイ
目覚めると同時に見慣れた景色とは違うこと、そして背の違和感に気がついた。

久しく薬の匂いがしない空気を吸った。

辺りを見渡すとそこは白く狭い病室とは違い、どうやら森の湖のほとりのようだった。


ここか、光が言っていた他の世界とは。


背の違和感を感じながら、重い足を動かして湖の前まで歩き、池を覗き込んだ。

そこには僕が写っていた。

当たり前だ。

しかしそこではない。

僕の背の違和感の正体、すなわち大きな白い翼が写っていた。
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