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奇妙なことがあるものだ。

目が覚めた場所には先ほどはなかった、おそらく僕宛であろうカバンと共に小さな家が建っていた。

おそらく光が用意したものだ。

早速カバンを持って家の中へ入ってみる。

ーーー

家の中は外からみたよりもずっと広かった。

背に大きな翼がある僕でも十分ゆったり動ける。

小さなキッチンや暖炉、二階には寝室や本棚まで全て揃っている。

一階に戻り目の前にあったソファーに腰をかけて先ほどのカバンの中をのぞいてみる。

中には包帯と一冊の本と手紙が一通入っていた。

包帯はありがたい。あとで使わせてもらうとしよう。

しかしここは手紙を読むのが先だろう。

僕はカバンの中から手紙を取り出し、丁寧に開いた。
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