君の笑顔を守りたい
それからはずっと、どうやって花ちゃんと距離を縮めればいいのか苦戦した。
花ちゃんはこの世の中誰よりも可愛いから、花ちゃんに近づく男どもを遠ざけたりしてたなあ。
たくさん話しかけたなあ。
告白をOKしてくれた時は、嬉しくて涙が止まらなかったっけ。
色々なことを思い出していると、花ちゃんが呼びかけた。
「ねね、太陽くん」
「何?花ちゃん」
「んーん!何でもない!ただ太陽くん、いっぱい私の名前呼んでくれて嬉しいなーって!」
そういって君は、ニコッと明るい笑顔を見せた。
…か、可愛いいいい!!!!!
そう、俺は花ちゃんの笑顔に弱いのだ。