「ありがとう」を伝えたくて
ピコンッ
メッセージの通知音で目が覚める。
まだ朝の六時半。
―起きた?―
画面に表示された一言にイラつきながらも「起きた」とメッセージを返す。
布団に潜るとまた寝そうで私は渋々と起き上がった。
ピコンッとまた通知音がする。
―今日は会う?―
―部活終わってからだと今日はキツい―
―わかった―
学校が違うし部活の休みも違う。
デートにも全然行けない。
だから時々部活の後に待ち合わせして会ったりはしていた。
けどどちらの部活もハードでその後に会うのはきつい。
拓海の方は通学時間も長いから尚更だ。
「もう二週間会ってないのか⋯」
会える日の条件は拓海の部活がオフでなおかつ私の部活が長引かない日。
運動部に所属したのは正直、間違いだったのかもしれない。
メッセージの通知音で目が覚める。
まだ朝の六時半。
―起きた?―
画面に表示された一言にイラつきながらも「起きた」とメッセージを返す。
布団に潜るとまた寝そうで私は渋々と起き上がった。
ピコンッとまた通知音がする。
―今日は会う?―
―部活終わってからだと今日はキツい―
―わかった―
学校が違うし部活の休みも違う。
デートにも全然行けない。
だから時々部活の後に待ち合わせして会ったりはしていた。
けどどちらの部活もハードでその後に会うのはきつい。
拓海の方は通学時間も長いから尚更だ。
「もう二週間会ってないのか⋯」
会える日の条件は拓海の部活がオフでなおかつ私の部活が長引かない日。
運動部に所属したのは正直、間違いだったのかもしれない。