惑星のダンス
「感心してる場合か、まったく」

“PLANET”のマネージャーが仕事で出ているので、代わりに立ち会ってくれている黒森がため息をつく。

「今後どうなるかわからない。ほとぼりが冷めるまで、一人になるなよ、二人とも」

「文面を見る限り、恨まれてるのは天みたいだけど」

「それでもだ。愛と憎しみは容易く入れ替わる」

「おお、なんかブンガクテキ」

「茶化すな」

あまりに黒森が険しい表情なので、つい軽口を叩くと頭を小突かれた。口をへの字にして頭をさする。

とりあえず様子を見る、ということで話は終わった。

しかし嫌がらせは続いた。この日から毎日、同じ小包が届けられるようになった。
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