惑星のダンス
海が正面に回り込んで微笑んだ。

「ユノさんさ。なんで天をあの場所に誘導したの? 誰かに言われたの?」

「…………」

「ユノさんが仕組んだの?」

「…………」

「死ぬ気だったの?」

「…………」

「そっか」

海がスタッフを呼ぶ。ケアしてあげて、と言った。ユノはどこかに運ばれていく。

「うーん。厄介な」

「どういうことだよ……?」

「とりあえず楽屋戻ろうか」

歩き出した海のあとをついていく。そういえば、と首を巡らせる。愛の姿を捉えてそちらへ駆け寄った。
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