惑星のダンス
それこそ、愛が天を想う証。

天は不謹慎ながら、小さく微笑んだ。死にそうな目にも合ってみるものだ。

なんて思っていると、愛に少し睨まれたが。

楽屋に戻り、海と彗から話を聞く。

「とはいえ別に、こういうことが起こるなんて予想してたわけじゃないよ。念のためというか。あんなものが送られてきてる最中だから、こっちで注意してたってだけ」

「へー。でもなんで事故じゃないと思ったんだ? 嫌がらせされてるってだけじゃ根拠として弱くね?」

「とても偶然とは思えないってのが一つと、ユノの存在かな」

「なんで」

海は足を組んでソファーに座っている。隣にいる彗は、いつの間にやら眠っていた。

「ライトが落ちてくる真下に天を導いたのは彼女だろ」

「……ああ」

「天ってば優しすぎるよなあ。ユノを庇うなんて」

「それは仕方な……てか、あれ? それで言うと、あのときぼーっとしてたら、俺もだけどユノもただじゃ済まなかったんじゃ……?」

「うん」
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