惑星のダンス
脱力したような男の声。
とにかく、と若き女性作曲家は鼻息荒くまくし立てた。
「あたしがどんだけ曲作っても最終的にはあんたの許可が必要なんだから、今のうちにゴーサイン出しといてよ」
『急にどうしたんだ? なにかあったのか?』
「社長ともあろう人間が、自分とこのアイドルの歌番組も確認してないの?」
“AMETSUTHI”の社長は困惑する。テレビを通して観ていたが。
「まーそのうちわかるわよ。あたしの曲を二人が歌えば」
『……君がそう言うんなら、そうなんだろうなあ』
「あったりまえよ、“誘惑”だって最高だったじゃないの」
自慢げに鼻を鳴らす彼女に社長は苦笑する。
とにかく、と若き女性作曲家は鼻息荒くまくし立てた。
「あたしがどんだけ曲作っても最終的にはあんたの許可が必要なんだから、今のうちにゴーサイン出しといてよ」
『急にどうしたんだ? なにかあったのか?』
「社長ともあろう人間が、自分とこのアイドルの歌番組も確認してないの?」
“AMETSUTHI”の社長は困惑する。テレビを通して観ていたが。
「まーそのうちわかるわよ。あたしの曲を二人が歌えば」
『……君がそう言うんなら、そうなんだろうなあ』
「あったりまえよ、“誘惑”だって最高だったじゃないの」
自慢げに鼻を鳴らす彼女に社長は苦笑する。