Breath
2018.11 竜潜月(りゅうせんげつ)
日曜日に休みが取れたから、結翔のライブ観に行った。
でも、ファンの子達みたいに堂々とステ-ジの前には座れないし、会場にもやっぱり入れなかった。
誰も私のことなんか知らないのに、何か怖くて仕方なくて、私なんかが観に来ていいのかなって…
入口の扉の外側で音声だけ聞いてて、明らか不審者…
海咲とか朱莉が居たら引っ張って行ってくれるんだろうけど、1人の時は無理だなぁ…
そんなこんなで1人で行った4回目のライブ
今回もまた中に入れず、終わって会場の外へ出た。
「あ-ぁ、また今日もダメだったなぁ、結局まともに観れたことないよね…」
と自分で自分を嫌いになりながら会場から少し離れたド-ナツ屋さんで時間をつぶしてた。
急に女の子4人グル-プから
「ちょっと!」
と声をかけられた。
「あなたちょくちょく結翔のライブ来てるよね?その数珠結翔のじゃないの?あなた結翔の何?」
ってまくしたてられた。
急に大きな声で言われた驚きと、どうしよう私なんかがライブに行ったからいけないんだって思ったら声も出なかった。
「何とか言いなさいよ!」
前に居た女の子がすごく怒って私は下を向くことしか出来なかった。
「何してるの?」
聞きなれた優しい声じゃなく、かなり苛立った結翔の声がした。
その女の子は
「結翔…」
と呟いた。
「俺の大切な人に何してんの?」
すごく怖い顔でその女の子に言った。
「俺の大切な人にそんなことする人はもうファン辞めてくれていいから」
って言って私の手を引っ張って店を出た。
でも、ファンの子達みたいに堂々とステ-ジの前には座れないし、会場にもやっぱり入れなかった。
誰も私のことなんか知らないのに、何か怖くて仕方なくて、私なんかが観に来ていいのかなって…
入口の扉の外側で音声だけ聞いてて、明らか不審者…
海咲とか朱莉が居たら引っ張って行ってくれるんだろうけど、1人の時は無理だなぁ…
そんなこんなで1人で行った4回目のライブ
今回もまた中に入れず、終わって会場の外へ出た。
「あ-ぁ、また今日もダメだったなぁ、結局まともに観れたことないよね…」
と自分で自分を嫌いになりながら会場から少し離れたド-ナツ屋さんで時間をつぶしてた。
急に女の子4人グル-プから
「ちょっと!」
と声をかけられた。
「あなたちょくちょく結翔のライブ来てるよね?その数珠結翔のじゃないの?あなた結翔の何?」
ってまくしたてられた。
急に大きな声で言われた驚きと、どうしよう私なんかがライブに行ったからいけないんだって思ったら声も出なかった。
「何とか言いなさいよ!」
前に居た女の子がすごく怒って私は下を向くことしか出来なかった。
「何してるの?」
聞きなれた優しい声じゃなく、かなり苛立った結翔の声がした。
その女の子は
「結翔…」
と呟いた。
「俺の大切な人に何してんの?」
すごく怖い顔でその女の子に言った。
「俺の大切な人にそんなことする人はもうファン辞めてくれていいから」
って言って私の手を引っ張って店を出た。