Breath
その日の夜は明日もう帰らないといけないからって家で何かを作って食べようってなって、お母さんに

「何が食べたい?」

って聞かれて結翔はお母さんのハンバ-グが好きだから

「ハンバ-グがいいです」

って言ったら

「じゃぁハンバ-グにしよお。手伝ってくれる?」

って綺麗な笑顔で言われた。

まず、玉ねぎのみじん切りを任された私は大の苦手…

涙を流しながら

「これ位の大きさでいいですか?」

と顔を上げたら

「まぁ泣いてるの?ごめんね」

って笑われた。

みじん切りにしては大きかったけどそれをまた切ったりすることなくお母さんはお肉と混ぜてた。

お母さんと2人でハンバ-グを成形してたら、お父さんと結翔は事務所へ出す書類を相談しながら書いてた。

何か家族っていいなぁってほんとに思った。
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