Breath
2018.4 花残月(はなのこりづき)
また2週間が過ぎた。
私は、はっきりけじめを付けたくて、いきなり電話を入れた。
また断られたら嫌だから初めに聞くのはしなかった。
結翔はやっぱり不機嫌だった。
「最近なかなか会えないね。」
「そうだね」
「活動忙しい?」
「まぁまぁ」
「…」
会話が続かない。
「何かあった?」
「何にも」
「…」
「…」
「…」
「この前どうだった?」
「この前?」
「誰かと2人で会ってたんでしょ?」
「ん?」
「誰かって…先輩の恋愛相談にのってって言われた時のこと?」
「うん」
「別にどうって…」
「俺がもし他の子と2人で会ったり遊びに行ったりしたらどう?」
「私は、結翔が他の誰かと2人でどこかに行っても結翔の気持ちが変わらなかったらいい。やっぱり凛彩がいいって思ってくれるのならいいよ。」
「俺はそんなの無理だよ。凛彩が他の男と2人で会ったら嫌に決まってるじゃん」
「でも束縛はしたくないから、行ってらっしゃいなんて言いたくなかったけど、無理して言ったんだよ。」
私は、はっきりけじめを付けたくて、いきなり電話を入れた。
また断られたら嫌だから初めに聞くのはしなかった。
結翔はやっぱり不機嫌だった。
「最近なかなか会えないね。」
「そうだね」
「活動忙しい?」
「まぁまぁ」
「…」
会話が続かない。
「何かあった?」
「何にも」
「…」
「…」
「…」
「この前どうだった?」
「この前?」
「誰かと2人で会ってたんでしょ?」
「ん?」
「誰かって…先輩の恋愛相談にのってって言われた時のこと?」
「うん」
「別にどうって…」
「俺がもし他の子と2人で会ったり遊びに行ったりしたらどう?」
「私は、結翔が他の誰かと2人でどこかに行っても結翔の気持ちが変わらなかったらいい。やっぱり凛彩がいいって思ってくれるのならいいよ。」
「俺はそんなの無理だよ。凛彩が他の男と2人で会ったら嫌に決まってるじゃん」
「でも束縛はしたくないから、行ってらっしゃいなんて言いたくなかったけど、無理して言ったんだよ。」