七宝 -なほ-
わたしに優しくしないで
-「七宝がヴォーカルするなんて、最初は驚いたけど、なかなか似合ってるね」

久しぶりに5人で帰れる事になり、カフェでお茶をする事にした。

海渡(かいと)の言葉に、陽花(はるか)は頷く。

「orange starのメンバー全員かっこいいしね」

涼香(りょうか)が言い、龍一(りゅういち)は少しムッとしている。

「七宝ちゃんがいないと寂しいさぁ」

陽花は悲しそうな表情を浮かべる。

「七宝がいると場が明るくなるよね」

「そうそう」

「わたしがいてもいなくても変わらないさぁ。
それぞれラブラブなんでしょ?」

「まさか!!」

七宝の言葉に、陽花と涼香は声を合わせる。
< 35 / 73 >

この作品をシェア

pagetop