自堕落なあおぞら。
Escape
夜中に考え事をしていると
死にたくなるのは何故だろうか。
誰と居ても。何をしていても。
謎の黒くて大きい虚無感に襲われて。
希望、夢、したいこと、やりたいこと。
全部が食べられて。
負の感情に侵食されて。
終いには死にたいという感情の骨だけが残る。
きっと誰もが僕の意見に反対するだろう。
『僕の意見をわかって欲しい』
だなんて、思っていない。
それなのに真っ向から否定される。
なんて生きづらい世の中なのだろうか。
こうして今日も、僕の左手には牡丹が咲く。
真っ赤で、どす黒い、綺麗で、汚い
そんな牡丹が僕に咲く。
花びらは散っていくが、それでもまたどこかで咲いてしまう。
そんな牡丹を僕は育てている。
この感情の在処が、育てた鉢が、
僕の育った環境だというのならば。
僕はこの世にいる資格がない。
この感情の在処が、育てた鉢が、
僕の思考回路の中だけだというのならば。
僕は頭を開いて、蝶骸骨ごと引きずり出して
ぐちゃぐちゃにしてやりたい。
君のいる未来を、僕は恨むよ。
君の見た未来を、僕は妬むよ。
ここにいては行けないような気がして。
だからこうして僕は今日も屋上から飛び降りる。