願い婚~幸せであるように~
住宅事業部のフロアのドアはオープンされていたが、その前で立ち話をしている幸樹さんと加藤さんがいた。
ふたりが私たちに気付いたので、「どうもこんにちは」と課長が挨拶をする。私も課長の隣から同じように挨拶をした。
幸樹さんが軽く会釈して、口を開きかけた時に誰かが彼を呼ぶ。
「茅島部長ー、受付から電話です」
「は? 受付から? すいません、ちょっと出てくるので、先に会議室へ行ってもらえますか? 加藤、頼むよ」
課長に頭を下げて、加藤さんの肩を叩き、私に微笑んでから自分のデスクに早足で向かっていった。
受付からの電話……今下で待っている小橋さんという女性の来社を告げるために掛かってきたのかも。
しかし、確認出来ないことをもどかしく思いながらも、前を歩く加藤さんと課長のあとを追った。
きっと幸樹さんはすぐに来るだろうと思ったが、彼が会議室に姿を見せたのはそれから30分が経過した頃だった。
その間、私たちは今後のスケジュールの確認をしていた。
「遅くなり、すみません。改めてライラインテリアさん、おめでとうございます。これからいろいろと強力していただくことになりますが、よろしくお願いしますね」
ふたりが私たちに気付いたので、「どうもこんにちは」と課長が挨拶をする。私も課長の隣から同じように挨拶をした。
幸樹さんが軽く会釈して、口を開きかけた時に誰かが彼を呼ぶ。
「茅島部長ー、受付から電話です」
「は? 受付から? すいません、ちょっと出てくるので、先に会議室へ行ってもらえますか? 加藤、頼むよ」
課長に頭を下げて、加藤さんの肩を叩き、私に微笑んでから自分のデスクに早足で向かっていった。
受付からの電話……今下で待っている小橋さんという女性の来社を告げるために掛かってきたのかも。
しかし、確認出来ないことをもどかしく思いながらも、前を歩く加藤さんと課長のあとを追った。
きっと幸樹さんはすぐに来るだろうと思ったが、彼が会議室に姿を見せたのはそれから30分が経過した頃だった。
その間、私たちは今後のスケジュールの確認をしていた。
「遅くなり、すみません。改めてライラインテリアさん、おめでとうございます。これからいろいろと強力していただくことになりますが、よろしくお願いしますね」