願い婚~幸せであるように~
社長の描いたイメージ画像は、幸樹さんと私の想像するイメージと合っている。幸樹さんはこれを見たら、即オーケーするであろう。
「ところで、ふたりはこのマンションに住むのかな?」
榊社長はテーブルに広げた紙を丁寧にまとめながら今後の私たちのことを訊ねてきた。
私は全然考えていなかったことだけど、幸樹さんは考えていた。だけど、私の意見を尊重してくれた。
「いえ、このマンションが完成しても私たちは今のところから引っ越しません」
これには、今のところを気に入っている他にも理由がある。幸樹さんからは今後のことを考えて、もう少し広いところに引っ越しをしようかと言われた。このマンションのひと部屋を私の好きな内装にしてもいいとも言ってくれた。
しかし、私は今後のことを考えるならマンションではなくて、一戸建てがいいと希望した。幸樹さんは私の希望理由を聞いて、納得してくれている。
それを社長に伝えた。
「なるほどね。子供を自分の家の庭で遊ばせたいか。その気持ちは分かるな。うちも庭でよく遊んでいるし、バーベキューもやるから、庭があって良かったといつも思っている」
「ところで、ふたりはこのマンションに住むのかな?」
榊社長はテーブルに広げた紙を丁寧にまとめながら今後の私たちのことを訊ねてきた。
私は全然考えていなかったことだけど、幸樹さんは考えていた。だけど、私の意見を尊重してくれた。
「いえ、このマンションが完成しても私たちは今のところから引っ越しません」
これには、今のところを気に入っている他にも理由がある。幸樹さんからは今後のことを考えて、もう少し広いところに引っ越しをしようかと言われた。このマンションのひと部屋を私の好きな内装にしてもいいとも言ってくれた。
しかし、私は今後のことを考えるならマンションではなくて、一戸建てがいいと希望した。幸樹さんは私の希望理由を聞いて、納得してくれている。
それを社長に伝えた。
「なるほどね。子供を自分の家の庭で遊ばせたいか。その気持ちは分かるな。うちも庭でよく遊んでいるし、バーベキューもやるから、庭があって良かったといつも思っている」