光ヘ
彼が去ったあと先生が来た。

『あら…どうしたの!?真っ白じゃない!!』

『何か…体育倉庫で準備していたら降ってきました』

『そう…とりあえず服渡すからそれ脱いで。洗うから』

『すいません』

先生は代わりの服とタオルを出してくれた。

タオルを見るとさっきの事を思い出す


嘘でも

"ガンバレ"

"可愛い"

なんていってくれたことが嬉しくてにやけてしまう。

『佐々木さん……いい事でもあった?』

『え…いや…』

隠そうとするがそれがまた怪しい。

『よかった。佐々木さんの笑顔みたことなかったから…心配で』

悲しそうな顔をする先生

心配かけてたんだ…

さっきまでの嬉しい気分は一気に消え、申し訳ない気持ちで一杯になる

『心配かけてすいません…大丈夫です』

精一杯笑顔をみせた。

すると先生も笑顔でちゃんと答えてくれた。
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