光ヘ
"キンーコンーカンーコンー"


やっと授業が終わった。

あたしの休み時間は、ゲームのようなものだ。

とにかく、至るところから投げられる物に当たらないように隠れる。



かくれんぼのようなもの

ターゲットはもちろんあたし。

クラスの人や、他のクラスの人もあたしに向かってものを投げてくる。

投げてくる物は、

紙屑

ゴミ





カッターの刃



前に一度ナイフを投げられた事もあったな…


逃げなければ死ぬかもしれない。

だから逃げるの。




止める人なんていない。
あたしの味方だと思われて嬉しい気持ちになる人なんていない。
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