アンバランスな苦悩
『俺の可愛いスミレへ
今日は一緒に帰ろう』
『い、や、だ』
『話たいな~』
『話すことはない』
『じゃ、キスしよう』
『写真にでもしてなさい』
『そうする』
『変態』
休み時間にスミレとメールの
やり取りする
今日はいつもより
楽しい
母親の許しを
もらえたと
早く伝えたい
メールではなく
自分の口で
スミレに伝えたい
「光ちゃんにまで
迷惑かけて…
光ちゃんから聞いたよ」
マコが保健室に入ってきた
俺は手に持っていた携帯を
ズボンのポケットしまった
「ご迷惑をおかけしました」
俺はマコに
頭をさげた
「お母さんの許しが
出て良かったね」
「先の将来を考えるとな
お袋を無視したくない」
「マザコンね~
どうして男って
マザコンなわけ?
無視しようと思えば
付き合ってないふりをして
スーちゃんと交際を続けられるのに」
「スミレが許さないだろ?」
「まあね
自分の親に対して
冷たいけど
好きな人の母親となると
気になるんだろうね」
今日は一緒に帰ろう』
『い、や、だ』
『話たいな~』
『話すことはない』
『じゃ、キスしよう』
『写真にでもしてなさい』
『そうする』
『変態』
休み時間にスミレとメールの
やり取りする
今日はいつもより
楽しい
母親の許しを
もらえたと
早く伝えたい
メールではなく
自分の口で
スミレに伝えたい
「光ちゃんにまで
迷惑かけて…
光ちゃんから聞いたよ」
マコが保健室に入ってきた
俺は手に持っていた携帯を
ズボンのポケットしまった
「ご迷惑をおかけしました」
俺はマコに
頭をさげた
「お母さんの許しが
出て良かったね」
「先の将来を考えるとな
お袋を無視したくない」
「マザコンね~
どうして男って
マザコンなわけ?
無視しようと思えば
付き合ってないふりをして
スーちゃんと交際を続けられるのに」
「スミレが許さないだろ?」
「まあね
自分の親に対して
冷たいけど
好きな人の母親となると
気になるんだろうね」