アンバランスな苦悩
携帯…?
すっかり忘れてた
桜さんに電話すると約束していた
俺は煙草を持ったまま
部屋に入ると
携帯を持って
またベランダに出た
電源を入れて
すぐに
桜さんに電話した
呼び出しのコールは
2回で
桜さんが出た
「遅い!
今まですみれと何をしてたの?」
「何も
家に送って
俺は飯を食って
風呂に入った」
「すぐに電話してくれるって
言ったのに」
「仕事が残ってた」
「嘘はいいわ
それより
明日、会えない?
ううん
これから会いたいわ」
「会えない」
「どうして?
会って話したいのよ
瑛ちゃんの顔を見ると
心が癒されるの」
「明日も仕事だから
もう寝る」
「近くまで来ているの
光ちゃん、高校生よね
大きくなったかしら
会っちゃおうかな?」
「わかった
すぐに下に行く」
すっかり忘れてた
桜さんに電話すると約束していた
俺は煙草を持ったまま
部屋に入ると
携帯を持って
またベランダに出た
電源を入れて
すぐに
桜さんに電話した
呼び出しのコールは
2回で
桜さんが出た
「遅い!
今まですみれと何をしてたの?」
「何も
家に送って
俺は飯を食って
風呂に入った」
「すぐに電話してくれるって
言ったのに」
「仕事が残ってた」
「嘘はいいわ
それより
明日、会えない?
ううん
これから会いたいわ」
「会えない」
「どうして?
会って話したいのよ
瑛ちゃんの顔を見ると
心が癒されるの」
「明日も仕事だから
もう寝る」
「近くまで来ているの
光ちゃん、高校生よね
大きくなったかしら
会っちゃおうかな?」
「わかった
すぐに下に行く」