アンバランスな苦悩
「仕事中にはしないくださいって
昨日、言いましたよね?」
マコに背を向けて
電話に出た
「何時に終わるの?
迎えに行くから
そう言うの
忘れちゃったと思って」
「6時に
駅前にしてください
学校は生徒の目がありますから」
「あら
多くの人の目に見てもらいたいの
だから
学校に行くわ」
なんて人だ
携帯を切ると
舌打ちをした
「今日も浮気ですかぁ?」
マコが低い声で言った
「悪い
断れないんだ」
「何で?
昔の女でしょ?
意味わかんない
もうスーには近寄らないで
こんな最低男に
スーは渡せないわ」
マコが保健室を出て行った
俺だって
断りたいさ
知らないふりをしたい
でも
桜さんは
何をするか
わからないから
怖いんだ
光汰に
怖い思いをさせたくない
昨日、言いましたよね?」
マコに背を向けて
電話に出た
「何時に終わるの?
迎えに行くから
そう言うの
忘れちゃったと思って」
「6時に
駅前にしてください
学校は生徒の目がありますから」
「あら
多くの人の目に見てもらいたいの
だから
学校に行くわ」
なんて人だ
携帯を切ると
舌打ちをした
「今日も浮気ですかぁ?」
マコが低い声で言った
「悪い
断れないんだ」
「何で?
昔の女でしょ?
意味わかんない
もうスーには近寄らないで
こんな最低男に
スーは渡せないわ」
マコが保健室を出て行った
俺だって
断りたいさ
知らないふりをしたい
でも
桜さんは
何をするか
わからないから
怖いんだ
光汰に
怖い思いをさせたくない