アンバランスな苦悩
保健室で
保健室の内側から鍵をかけ
部屋の真っ暗にした
本来なら
具合の悪い生徒が
寝るベッドの上で
桜さんが乱れた
俺はベッドに座ると
煙草を吸った
残り一本となった
軽い箱を掴んだまま
カーテンの閉まっている
窓を見つめた
ちっ
煙草の吸い過ぎだ
減りが早すぎる
煙草を咥えたまま
ワイシャツに袖を通した
「もう
着替えちゃうの?」
体にある傷を
見ていたくないんだ
「瑛ちゃんの
体、好きなのに」
桜さんの赤い爪が
視界に入った
俺の腹や肩を触る
気持ち悪い
「今日は
会議があるので
迎えはいりません
何時になるか
わからないから
俺が
一人で
マンションに行きます」
「そう
私は
待っていればいいのね」
「はい」
桜さんは
体を起こすと
着替えを始めた
部屋の真っ暗にした
本来なら
具合の悪い生徒が
寝るベッドの上で
桜さんが乱れた
俺はベッドに座ると
煙草を吸った
残り一本となった
軽い箱を掴んだまま
カーテンの閉まっている
窓を見つめた
ちっ
煙草の吸い過ぎだ
減りが早すぎる
煙草を咥えたまま
ワイシャツに袖を通した
「もう
着替えちゃうの?」
体にある傷を
見ていたくないんだ
「瑛ちゃんの
体、好きなのに」
桜さんの赤い爪が
視界に入った
俺の腹や肩を触る
気持ち悪い
「今日は
会議があるので
迎えはいりません
何時になるか
わからないから
俺が
一人で
マンションに行きます」
「そう
私は
待っていればいいのね」
「はい」
桜さんは
体を起こすと
着替えを始めた