へたれライオン 卒業します
(花純side)
「花純ちゃん
今日も公民館に行くんでしょ?」
「うん。
雪ちゃんは美術部のある日だよね?
頑張ってね!」
学校で唯一の仲良しの雪ちゃんと
バイバイして教室を出ると
私のものすごく大切な
癒しの場所に急いだ
「花純ちゃん、来た!!」
近所に住む小学生たちが
放課後になると公民館に集まり
宿題したり遊んだりしている
多いときには
30人くらいいることもあるけど
今日は15人くらいの小学生がいた
「おい花純!
来るの遅すぎ!
宿題終わんなきゃ遊べねえのに
この算数の問題
全くわかんねぇんだけど」
どれどれ?と問題を見てみると
うっ・・・
小6の問題なのに
全くわからない・・・
いつも勉強を見てくれる
館長さんはいないし
私には解けないしとアタフタしていると
「あ!尊にいちゃん!」
一人の子が走っていった先に
同じクラスの高杉尊くんがいた
キレイめな私服に
メガネをかけている
学校で見る高杉くんよりも
ぐっと大人っぽくてつい見とれてしまったが
どうしていいかわからず
私は目をそらした
「花純ちゃん
今日も公民館に行くんでしょ?」
「うん。
雪ちゃんは美術部のある日だよね?
頑張ってね!」
学校で唯一の仲良しの雪ちゃんと
バイバイして教室を出ると
私のものすごく大切な
癒しの場所に急いだ
「花純ちゃん、来た!!」
近所に住む小学生たちが
放課後になると公民館に集まり
宿題したり遊んだりしている
多いときには
30人くらいいることもあるけど
今日は15人くらいの小学生がいた
「おい花純!
来るの遅すぎ!
宿題終わんなきゃ遊べねえのに
この算数の問題
全くわかんねぇんだけど」
どれどれ?と問題を見てみると
うっ・・・
小6の問題なのに
全くわからない・・・
いつも勉強を見てくれる
館長さんはいないし
私には解けないしとアタフタしていると
「あ!尊にいちゃん!」
一人の子が走っていった先に
同じクラスの高杉尊くんがいた
キレイめな私服に
メガネをかけている
学校で見る高杉くんよりも
ぐっと大人っぽくてつい見とれてしまったが
どうしていいかわからず
私は目をそらした