へたれライオン 卒業します
「理科室から声がする。
春名、まだいるんだ」
息があがっているのか
自分の気持ちが高ぶっているのか
わからないまま
理科室に近づくと
男女が理科室から出てきたので
あわてて階段の陰に隠れた
「じゃあまたな、かすみん」
「生徒会のお仕事
頑張ってください
かいちょ・・・直哉先輩」
「はい!よく言えました!」
その男は柔らかく微笑んで
春名の頭をポンポンした
目の前の光景を理解するのに
時間がかかった
春名がまだいると
思ってなかった
それ以上に
なぜ?
春名が生徒会長と一緒に??
頭もいい
スポーツも得意
みんなに優しいと女子たちが騒いでる
あの生徒会長が
なぜ?春名と???
会長の手が
優しく春名の頭に触れ
微笑んでいる春名の横顔が
目に焼き付いて離れぬまま
俺はまた
猛スピードで自転車を走らせ
奏多の家のインターフォンを
何度も何度も押した
春名、まだいるんだ」
息があがっているのか
自分の気持ちが高ぶっているのか
わからないまま
理科室に近づくと
男女が理科室から出てきたので
あわてて階段の陰に隠れた
「じゃあまたな、かすみん」
「生徒会のお仕事
頑張ってください
かいちょ・・・直哉先輩」
「はい!よく言えました!」
その男は柔らかく微笑んで
春名の頭をポンポンした
目の前の光景を理解するのに
時間がかかった
春名がまだいると
思ってなかった
それ以上に
なぜ?
春名が生徒会長と一緒に??
頭もいい
スポーツも得意
みんなに優しいと女子たちが騒いでる
あの生徒会長が
なぜ?春名と???
会長の手が
優しく春名の頭に触れ
微笑んでいる春名の横顔が
目に焼き付いて離れぬまま
俺はまた
猛スピードで自転車を走らせ
奏多の家のインターフォンを
何度も何度も押した