香りであなたを癒やします ー 王太子殿下、マッサージはいかがですか?
「あー、そう。ご馳走様。あなた達ラブラブね。私は邪魔でしょうから出て行くわ」
セシルは気を取り直してそう言うと、侍女を連れて部屋を出て行く。
彼女をやり込めてしまうアレンって凄い。
おお〜っと感心していたら、彼が私の背後に立ち、穏やかな声で言った。
「そのドレス綺麗だな」
鏡に映る彼の目がとても温かい。
「アレンもそう思います?セシル様がオスロンの仕立て屋に頼んで作ってくださったんですけど、本当に綺麗ですよね〜」
ドレスをマジマジと見てそう返せば、彼は悪戯っぽく目を光らせた。
「そこ、どうして私を褒めないのって怒るとこだぞ」
「じゃあ、言いますね。なんで私を褒めてくれないんですか」
わざと怒って見せると、彼は私の頰に添え、私の耳元で甘く囁いた。
「本番の式のために取ってある」
そのセクシーな声に心臓がトクンと鳴る。
式のため……か。
セシルは気を取り直してそう言うと、侍女を連れて部屋を出て行く。
彼女をやり込めてしまうアレンって凄い。
おお〜っと感心していたら、彼が私の背後に立ち、穏やかな声で言った。
「そのドレス綺麗だな」
鏡に映る彼の目がとても温かい。
「アレンもそう思います?セシル様がオスロンの仕立て屋に頼んで作ってくださったんですけど、本当に綺麗ですよね〜」
ドレスをマジマジと見てそう返せば、彼は悪戯っぽく目を光らせた。
「そこ、どうして私を褒めないのって怒るとこだぞ」
「じゃあ、言いますね。なんで私を褒めてくれないんですか」
わざと怒って見せると、彼は私の頰に添え、私の耳元で甘く囁いた。
「本番の式のために取ってある」
そのセクシーな声に心臓がトクンと鳴る。
式のため……か。